畜産とはウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、ニワトリ、アヒルなどの家畜を食用、衣類用、作業用として飼養することです。
畜産の種類としては、乳牛飼養は牛乳や乳製品を作るもので、酪農といいます。
豚肉生産のためのブタ飼養は養豚といいます。
飼育されたブタはほとんどが食用の豚肉として売られます。
ニワトリの卵を得るため、また鶏肉生産のためのニワトリ飼養は養鶏といいます。
牛肉生産のためのウシ飼養は肉用牛飼養といいます。
この牛肉として売る農家のことを肥育農家といいます。
また母牛を飼育して交配させその子牛を売る農家のことを繁殖農家といいます。
畜産はその育て方により放牧、遊牧、舎飼いに分けられます。
放牧は、広い草のある大地に家畜を放ち飼料や自然の草を自由に食べさせるものです。
遊牧は、一年中おいしい草を求めて、草のある場所を転々と移動して食べさせるものです。
舎飼いは、畜舎の中で飼料を与えて管理して育てるものです。
家畜の飼養では、土地や気候の影響は作物栽培よりは少ないです。
牧場などで多くのウシを育てる場合は、放牧させて管理しなければならずさらには飼料も栽培しなければなりません。
またウシそれぞれの個体差が大きいため、精神的にも配慮して育てなければなりません。
ですから酪農や肉用牛の経営は家族経営のところが多いです。
それに比べて養豚や養鶏は、配合飼料を与えるだけの単純作業なので、家族経営ではなく大規模経営しているところが多いです。
いずれにしても動物の命を預かり育てる仕事です。最新の注意が必要な仕事です。
日本の農業総産出額の約3割は畜産です。
畜産物の自給率は減少傾向にあります。
30年前と比べると、鶏卵を除き、牛乳などの乳製品や肉類で全て自給率が大幅に減少しています。
生乳なども需要が減少しているため、乳用牛の飼養頭数も減少傾向にあります。
収益に関しては、乳牛の所得価格の上昇による償却費の増加と飼料価格の増加により減少しています。
牛肉の需要に関しては、BSE発生による出荷自粛を行った時以外は大きな増加も減少も国産、輸入共にみられません。
消費量に関しては、BSE発生以降若干、牛肉消費が減少しているといえます。
卸売価格については、BSE発生による需要減の回復などのため平成14年-17年まで上昇傾向でした。
しかしそれ以降は若干減少傾向にあります。
肉用牛の飼養戸数は、小規模経営層を中心に減少しています。
しかし一戸あたりの飼養頭数は増加しています。
肉用牛の収益に関しては上昇しています。
豚肉の需要に関しては、牛肉のBSE発生や鳥インフルエンザの問題もあり、平成14年-17年は増加傾向にありました。
消費に関しても豚肉の需要が増加しています。
卸売価格も若干増加傾向にあります。
飼養戸数は若干減少傾向、しかしBSE発生などの影響で鈍化。
大規模経営による規模拡大などの影響もあり、一戸あたりの飼養頭数は増加しています。
収益はBSE発生以降一時上昇しましたが、飼料価格の上昇などにより減少しています。
鶏肉の生産量は国産志向により、国産品は上昇、輸入品は下降傾向にあります。
それに伴い消費量も増加傾向、卸売価格も上昇です。
飼養戸数は減少、一戸あたりの飼養羽数は増加しています。