農業による生産物としてまず挙げられるのが「お米」です。
お米はどのようにして出来るのでしょうか。
お米作りは春から秋にかけて、田おこし・種洗い・種まき・田植え・稲刈りの順に作業が行われます。
田おこしとは、冬から春にかけて3回くらい田を起こすことです。
寒さで固まった土を耕し、お米作りにいい土台を作ります。
今はトラクターで行いますが、昔は人や馬、牛を使って行われていました。
種洗いは、3月~4月にかけて種もみを選び、4月中旬くらいから種を洗い種、もみをまきます。
苗を育てる田んぼのことを苗代と呼びます。
昔はこの苗代に種をまき、苗を育てていました。
今は温かいビニールハウスの中で種まきをして苗を育てます。
4月~5月温かくなったらいよいよ田植えです。
種まき後、約1ヶ月で田植えができます。
育てた苗を田んぼに植えます。
今は田植機で植えることができますが、昔は近所総動員で人の手だけで田植えをしていました。
田植え後は、雑草取りや水の管理、肥料やり、害虫や台風などから稲を守るなど多くの仕事があります。
雑草は、昔は人の手ひとつひとつ取られていました。
その後一時期は農薬なども使用されていました。
しかし今では、農薬を使わずにできる「アイガモ農法」が注目されています。
アイガモを田んぼの水で飼うと田んぼの土をかきまわし、雑草や虫を食べてくれるのです。
10月頃実った稲をいよいよ刈る時期です。
天気と相談して稲刈りの時期を決めます。
今ではコンバインで稲刈りから脱穀までできます。
昔は、稲刈りは人の手で、鎌でかり脱穀機で脱穀していました。
収穫後、稲はすぐに乾燥機にかけます。
乾燥後、籾取りをして玄米の状態で袋に入れて保存します。
今では乾燥、籾取り、袋詰めまで全て機械がします。
当然昔は全て人の手で行われていました。
このようにして、おいしいお米ができるのです。
さらに今、「米粉」が注目されています。
米粉とはお米を粉にしたものです。
最近では、米粉からパンやめん、ケーキなどが作られています。
今まで小麦で作っていたものを米粉で作ります。
ですから小麦アレルギーがあるお子さんなどからは特に人気を得ています。
また米の需要が減ってきている現代、米消費のUPや地産地消への期待が寄せられています。
米粉は「もち米」からできているものと「うるち米」からできているものがあります。
それぞれは加工法の違いによっても選別できます。
もち米からできているものとしては、白玉粉、餅粉、求肥粉、寒梅粉、落雁粉などがあります。
うるち米からできているものとしては、上新粉、みじん粉、乳児粉などがあります。
最近米粉から作られているものを先にあげましたが、それ以外にもあります。
もともと米粉が使用されているものには、ライスヌードルやビーフン、和菓子などがあります。
現在利用しようと試みているものは、クッキーやケーキなどの洋菓子。
さらにパン。といっても山食、角食、サンドウィッチパンと様々です。
麺に関しては、ラーメン、うどん、スパゲティ全てが米粉麺として挑戦しているものです。
餃子の皮やシュウマイの皮、ピザ、アイスクリームなども検討中なのです。
現在日本の水田では、6割で主食用のお米の生産、残り4割で主食用米以外の生産をしています。
政府はこの4割を有効活用して国内の食料自給率をUPさせようとしています。
そのために自給率の低い、麦、大豆、飼料作物の生産を促進しています。
またそれもできない地域では、米粉用米や飼料用米を作るよう案内をしています。